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原詩)アルチュール・ランボー | 唄うたびに血が騒ぐ 愛着のある曲が多い。 ランボーの詩は 破壊的エネルギーに満ちている。 ほとんど十代で書いた詩なので 若さゆえの残酷さがあって 歌うのにためらう様な表現も多いが 身に覚えのある感情で面白い。 特に七歳の詩人は 私の大好きな唄。 音楽もひたひたと高揚しながら 結末を予兆させる展開がとてもいい。 唄に入ると 私も自然に気持ちが高まっていく。 |
原詩)シャルル・ボードレール |
違和感なく すんなり入っていけるボードレールの詩。 |
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原詩)ポール・ヴェルレーヌ |
複雑で繊細で それでいてしたたかで あまりにも人間臭いヴェルレーヌの 陰影に富んだ詩。 音楽にふさわしい日本語をみつけだすのはむずかしい。 |
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原詩)レオ・フェレ | 思いつくまま脈絡もなく 言葉をつなぐいで詩を書いたという噂もある レオ・フェレですが それを本人以外が訳すのは至難の技。 そうでなくても 隠語 造語 スラングがあふれている レオ・フェレの原詩。 詩のエッセンスと 私に訴えかけてくる言葉だけを残し 私の気持ちを優先しました。狂った心 死神フランコ カルチェラタン 死者は生きている 誰も知らない 狼の死 娘の様に パシフィック・ブルーは作詞ですし 他も原詩に忠実ではありません。 また私が唄うために書いているので むしろ積極的にそうしています。 これもまた「私のレオ・フェレ」です。 |
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原詩)ルイ・アラゴン | 少し私の持ち味とは違う 透明感のある詩 美しい曲が多い。 新しい面を開拓してみようと 4曲だけ唄っています。 |
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原詩)ジャン・ロジェ・コーシモン |
現代詩人ですが 80年半ばに亡くなりました。 キャスケットをかぶった レオ・フェレと一緒の写真を 御覧になった方もいるでしょう。 娘は歌手です。 フランスの舞台で私も共演しましたが 父親を大変尊敬している姿が印象的でした。 |
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原詩)その他の詩人 | ||
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オ フ ェ レ 以 外 の 曲 |
一般のシャンソンから |
綺麗なだけの唄には興味がないです。 |
フラメンコから | ||
ギリシャの歌から | ||
ファドから | ||
ブルースから | ||
ポーランドの歌から | ||
ロシアの唄から | ||
映画音楽、その他から | ||
日本の唄から | ||
オリジナルから(作曲:Zaniboni |